キッチンカーを導入しました!

2024年度、kokoimaは堺市「障害者就労施設の工賃向上に資する生産設備の導入モデル事業」に採択され、キッチンカーと常滑焼の壺を導入することができました。
kokoimaの飲食部門には「Caféここいま」と「ここいも」があります。まちの方々にもよく利用いただき、地域イベントに出張販売で参加する機会もあります。
ただ、工賃向上のために、生産収入をアップしていくには、店舗だけの販売では十分な増収が見込めないというのが課題でした。
そこで、地域から外へ出て、無人駅での出張販売や、マルシェ等のイベント参加に取り組んできました。導入前は軽トラックでの販売だったため、「壺焼き芋アイス」やカフェメニューの出張販売はできませんでした。
キッチンカーを導入することで、これまでは提供できなかったメニューが販売できるようになります。


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また、芋を壺でじっくり焼くには温度管理が重要なのですが、常滑焼の壺は温度管理がしやすく、管理にかかる時間が大幅に減少しました。その分、余裕をもって接客できる時間が増え、メンバーさんの接客力アップにもつながりました。
キッチンカーの導入が決まると、おめでたいに通うメンバーのみなさんから「キッチンカーで何を販売しよう」「ポスターなどたくさん飾りつけが必要だから考えたい」「私もキッチンカーの仕事をしたい」「出張販売には行けないが仕込みでがんばりたい」といった声がたくさん上がりました。

出張販売においては、出店準備・接客・片付けまでさまざまなプロセスが仕事となります。お客様との直接のかかわりが生まれ、対面で「ありがとう」「おいしかった」と声をかけられる喜びなどを体感できます。商品が売れて代金をいただくという体験も働く喜びにつながり、自信を持って前向きに就労に取り組んでいくきっかけとなることを期待しています。
ピカピカのキッチンカーが2025年2月21日に届けられ、テスト運用を経て焼き芋アイスの販売などで活躍しています。今後も、堺市を中心にキッチンカーで出掛けていきますので、メンバーさんたちの活躍を応援してください!

資料
【堺市】障害者就労施設の工賃向上に資する生産設備の導入モデル事業取組事例(PDF)
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